なぜ、くまもとにはこれほど美味しい県産酒が多く存在するのか。
熊本には名酒をつくる蔵元が多数存在しています。これほどにも多くの美味しい県産酒が作られるのは、豊かな自然に囲まれ1000カ所以上の湧水があることはもちろん、恵まれた天然資源を最大限に引き出す匠の卓越した業と情熱が継承されてきたからです。
くまもとの「水」
こんこんと湧き出る天然水が生み出す多種多様な酒のうまみ。
軟水や硬水など、ポイントによって異なるタイプの水が湧き出るのが、熊本の水の特徴です。蔵元で生まれる個性豊かな酒は、こうした水の恵みに支えられています。
おいしい「米」
山々に囲まれた豊かな自然と温暖な気候が美味しさの秘密。
熊本の酒造りを支えているのが、熊本の雄大な自然です。雄大な九州山脈から湧き出し大地を巡る清流や肥沃な土壌で育った作物から美味しい酒が生まれます。
くまもとの「技」
変わるものと、変わらないもの。世紀を超えて受け継がれれる伝統。
熊本県には多くの蔵元があり、代々受け継がれてきた良き伝統を守り、頑なではなく柔軟な酒造りにこだわっています。人や時代が変わっても、杜氏の酒造りに対する思いは変わりません。
そして、くまもとには県産酒を応援する「条例」がある。
熊本県では県産酒による乾杯の推進に関し、事業者及び県の役割等を明らかにすることにより、県産酒による乾杯の推進を図り、もって本県経済の活性化及び郷土愛の醸成に寄与することを目的として、「くまもと県産酒で乾杯条例」が制定されています。
「くまもと県産酒で乾杯条例」
全国に誇る名水と豊かな大地、そして人々の技と心意気が造りだす県産酒は、これまで地域の食文化や、多くの雇用を生み出し、地域経済を支える重要な役割を果たしてきました。人吉球磨地方では、500年の歴史を誇る「球磨焼酎」の伝統が受け継がれ、コニャックやボルドーワインなどと並び、産地呼称が認められた本格焼酎のブランドとして広く浸透しています。おもてなしの心をもって県産酒を県内外に広く発信するとともに、県産酒のコミュニケーションツールとしての機能を生かし、県民一人ひとりの絆を紡ぎながら、県産酒による乾杯の推進を通じて、県産酒の普及の促進と県民の協働を図り、もって本県経済の活性化及び郷土愛の醸成に寄与することを目指しています。